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有名西洋絵画の解説と紹介をするインターネット美術館です。

作品解説「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」

ジャン=フランソワ・ミレー(フランス)1814〜1875

作品名:夕暮れに羊を連れ帰る
製作年:1860年
サイズ:53.5x71cm
技法 :油彩 キャンバス
所蔵 :山梨県立美術館 
ミレー 羊飼い
 ミレーは「羊飼い」をテーマに何作も描いている。祖母によって育まれた信仰心が聖書に描かれている羊飼いの姿とダブって来るのであろうか。
当時、羊飼いは村に定住せず牧草を求め日々移動し、羊とともに寝起きをしていた。村の人々はそんな彼らを奇異な目で見ていたのだがミレーの目には気高いものといして移っていたに違いない。
西の地平線に沈もうとしている大きな太陽に背を向けてマントを着込み杖を持ってひたすら歩く羊飼い、何か宗教的な神々しさを感じる。
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